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アメリカ人女性に中指を立てられた私が怒ってクラクションを長押しした理由

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先日、初めて経験したことがありました。

それは、アメリカ人女性に中指を立てられたことです。

もちろんと言うべきなのか、車を運転していた時でした。

旦那が運転して助手席に乗っているときは、中指を立てられることはよくあるし、ウインドウ越しに罵倒されることもあります。

しかし安全運転でひっそりと生活している純ジャパの私は、アメリカでも中指をたてられることは今まで一度もありませんでした。

 

アメリカ人女性に初めて中指をたてられた話

それは私が娘のお迎えに学校に行く時でした。

一般道です。

右折して本線に入ろうとしました(信号なし)。

左から2台の車が走ってきていましたが、まだ十分距離がありました。

1台の車はおそらく時速70kmくらい出していたのでしょう、車線に入った私に向かって、後ろからクラクションを鳴らしました。白のカローラでした。

こちらの人はけっこう何でもクラクションを鳴らすので、クラクションを鳴らされても気にすることはありません。

右折するとすぐにT字路の信号があります。そこを再び右折します。カローラは私の後ろに着いたので、カローラも右折するようです。

十分な距離があるから入ったのにクラクションを鳴らされてちょっとイラついたので、信号で右折する時にゆっくり時間をかけて進みました。牛歩ほどではありませんが。

右折した後は二車線となっているので、右側のレーンを走っていました。

右側のレーンは左のレーンより幅広くなっていて、2倍近くの広さがあります。

すると後ろのカローラが私の右側を並走しています。

私は窓を開けていたので、窓から見ると、金髪をお団子にした若い20代の女性が運転しているのが見えました。女性はこちらを見ません。

カローラは車線を勝手に作って、右レーンにいる私を右側から追い越しました。

危ないですよとクラクションを鳴らすと、女性は窓から手を出して、中指を立てました。

なので私はクラクションをずーっと押すことにしました。

カローラはわざとブレーキを踏んで私に事故を起こさせようとしましたが、すぐに右側にあるクラッピーなショッピングセンターへと入って行きました。

あの場末のバーで働いているのかもしれないと思いながら、クラクションから手を離しました。

クラクションを鳴らすこと、おそらく20秒くらい。

左のレーンを並走していたSUVの人はなんだなんだと驚いていたでしょう。

 

事なかれ主義に陥らないために

「20代の娘を相手に、母親でもある私がクラクションを長々と鳴らして大人げない」「相手と同じ土俵に立ってしまうのは恥ずかしい」

と思う方が多いことでしょう。

以前の私であれば同じように思って、中指を立てられようが無視してやり過ごしていたと思います。

しかし今の私は、それをもう大人気ないと思わないようになりました。むしろ、クラクションを鳴らしたのは当たり前だし、嫌がらせのように長々と鳴らして良かったと思います。

何故ならば、少なくとも相手に自分が怒っていることを伝えることができたからです。言い換えれば、負の感情でもある「怒り」という意思表示をできたからです。怒るという感情を示すにあたって、子供も大人もありません。

私を含め、日本人はあまりにも負の感情を押し殺してしまいがちです。多少腹に据えかねたことや、ムカッときたこと、おかしいなと思うことも、自分が我慢すれば丸く収まると考え、耐え忍んでしまうのです。

こうした特性は美徳でもあるのですが、昨今のように社会がグローバル化して、人種や国が違う人々と共生する世の中になってくると、この特性は直ちに弊害と化します。

文句があっても何も言わない、いわゆる「事なかれ主義」となるのです。

事なかれ主義については、過去に何度も記事にしています(一番下に関連記事をリストアップしてるのでご覧ください)

日常のこんな些細な出来事でも、文句があるなら態度で示すこと、我慢しないこと、怒りをぶつけることと実践しないと、事なかれ主義からは抜け出せません。

事なかれ主義に陥り、対立を恐れるようになった挙句、隣の狂った独裁国家に家族や友人を拉致られても何もできず、ミサイルを撃たれるかもしれないというのに「地面に伏せて頭を守って下さい」と言われてそうするしかできない国になってしまうのです。

日本軍は20万人の少女を性奴隷にしたという嘘を世界中に吹聴されても、慰安婦像をあちこちに建てられても何もできず、なぜか10億円を支払うという腰抜け国家になってしまうのです。

中国、韓国、北朝鮮がここまで反日になって日本を叩き続けるようになったのも、日本がそうさせてしまったからなのです。

私の旦那は他人に嫌われても構わない、むしろ嫌ってくれという奇特なタイプなんですが、その理由は、嫌われれば近寄ってこないからだと言います。また、嫌われることはある種のリスペクトに相当されると言うのです。

一見、矛盾している考えかもしれませんが、アメリカに住んでいると彼の言わんとしていることは分かります。

分かりやすい例でいえば、海外ドラマ「シカゴPD」のハンク・ボイト。悪徳刑事として「シカゴ・ファイア」のシーズン1に登場し、刑事からも消防士からもギャングからも悪党からも嫌われている刑事ですが、みんなボイトにちょっかいを出したりすることはありません。尊敬のリスペクトではなく、「あいつには近寄るな、あいつには手を出すな」というリスペクトなのです。

ボイトは架空の人物ですが、海軍の同僚に「ナッツ(気が狂った)」と呼ばれる旦那を見ていると、なるほど、と思うわけです。

そんな旦那も十代の頃は学校で弄られたりしたことがあったそうです。そんな時は真っ先に一番体の大きい子か、一番強い子に殴りかかることで「あいつは狂ってる」と認識され、その後は誰も手出しをしなくなったと言います。

(アメリカ人は拳での喧嘩もよくするので、もちろん学校でも喧嘩があります)

海軍に入った新人の頃も同じような出来事がありました(そのエピソードはまた今度お話しします)。

旦那が何もせず我慢していたとしたら、その後もきっと弄られていたでしょう。

一見、次元の違う話に思えるかもしれませんが、私たち一人一人が家族を作り、地域社会を作り、国を作っています。私たちの性格が国家の性格を形成するのです。私たちが事なかれ主義であれば、国家も事なかれ主義になるのは当然のことです。

したがって、私たちは日常の姿勢を変えていかなければなりません。怒っているのなら怒っていることを表し、対立を恐れないこと、毅然とした態度を取ることを少しずつでもいいから実践していく必要があると思います。

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