我が家は、ご近所に恵まれていません。
今日は迷惑なご近所を紹介します。
南カリフォルニアは、地理的に中南米からの移民が多いエリアです。メキシコ、ホンデュラス、エルサルバドル、グアテマラ、プエルトリコ(アメリカ領ですが)など。
第三世界の国が多いことから、日本人やアメリカ人とは異なる部分も多く、隣人トラブルが発生することがあります。
ドラッグ中毒の隣人
ブログでも紹介したことがあるお隣のドラッグ中毒カップルは、家賃が払えずに出て行きました。家には警察からの立ち退き命令の紙が貼られていました。
カリフォルニアの不動産法?は、居住者に有利になっているので、今月家賃が払えない!という状況になっても、すぐに追い出されるわけではありません。
大家さんがテナントを追い出すには、かなりの日数と労力が必要になります。だいたい3~6ヶ月くらいはかかると思います。大家さんは、その間テナントから一切家賃を頂けないので、大家さんにとってはかなりの痛手となります。
また、立ち退きに関わる裁判所への手続きも、大家さんが自費でまかなわなければなりません。テナントに請求したくても、家賃が払えないのに裁判所の費用が払えるわけがありません。
なかには、テナントが「引っ越したくても金がないから引っ越せない。3000ドル(1ドル100円で30万)くれれば出て行く」という厚顔無恥を絵に描いたこともけっこう発生します。
大家さんは、とにかく早く出て行って欲しいのと、報復として家を傷つけられたりしてはさらに費用がかさむということで、さっさと払う方も多いようです。
無事に立ち退き命令が許可されると、警察同行のもと立ち退きが行われます。
隣人のドラッグ中毒カップルも、数か月滞納していたと思われます。
彼らがいなくなってホッとしていますが、彼らは特に私たちには迷惑をかけていなかったので、それほどストレスはありませんでした。
100個以上の犬の糞を放置したままの隣人
後ろに住む隣人2軒も、小さい庭にピットブル(真後ろ)、ハスキーくらいの大型犬(斜め後ろ)を飼っていて、いつも庭に犬の糞が大量に放置されています。
夏には悪臭を放ち、そこから生まれたてホヤホヤのハエどもが我が家にやってきて私を苦しめていますが、まあ、いいとしましょう。
問題は、お向かいの隣人です。
人の迷惑を顧みない無教養・無学の隣人
斜め前のお宅が問題の家です。
はっきりいって、何人住んでいるのかわかりません。
おそらく寝室2+バスルーム2か、寝室3+バスルーム2の家ですが、2家族は住んでいると思います。家は婆ちゃんが持ち主で、その娘と夫、子供が住んでいます。子どもは何人いるのか把握してませんが、5人くらいかな。あと間貸ししている可能性もあります。
娘はまだ20代前半くらい。旦那はたまにしか見ませんが、人相が悪く、入れ墨を入れています。
中南米出身の方ですが、どの国かは正確には分かりません。親戚が近くに住んでいて、その親戚がホンデュラスの人なので、きっと彼らもホンデュラス出身だと思います。
ちなみにホンデュラスは貧しい国で、メキシコ同様にドラッグの問題があり、暴力が吹き荒れている国のひとつです。外務省から渡航は控えるようにという警告が出ています。
第三世界諸国全体に言えることですが、むろん先進国のように教育が普及していませんので、無教養、無学な人が多いです。たとえば話し方ひとつ、使う単語ひとつをとっても違います。
親が無教養、無学なため、子どももその負の連鎖を受け継ぎます。
隣人の子どもたちは、なぜかいつも裸足で道路を歩き回っています。2歳くらいの男の子が、裸足で、上半身裸で一人で道路を歩き回っています。親の姿は見えません。
最初の頃は、年齢が近いこともあって、少しだけ娘も言葉を交わしたりしていました。しかしある時、子どもの一人が娘を強く押し、娘は地面に倒れ、兄弟姉妹全員に笑われたらしく、娘が泣いて帰ってきました。
親の姿はやはり見えないので、子どものところに行って注意しました。謝りもしなければ、悪びれるそぶりもありません。「彼女(娘)は、もうあなたたちとは遊ばないから」と伝え、娘にも遊ばないように指示しました。
また、男の子の一人(当時3歳くらい)は、我が家にむかって小石を投げていました。
彼らはチワワを飼っていますが、チワワはいつも放し飼いで、私が犬を散歩するときに吠えながら近寄ってきます。私は、チワワにむかって「シャラ~ップ」と怒鳴ります。以前、友人のGFも、うちに遊びに来たときに、チワワがあまりにうるさいので外で「シャッタファックアップ!!」と絶叫していた、と友人に聞きました。
彼らは子どもの誕生日パーティを盛大に開きます。しかも家のガレージで。夕方くらいから中南米のテンポの良い音楽が大音量で流れ始め、ガレージに親戚や友人一同が集まり、路駐禁止である道には多くの車が停められます。たまに私のトラックが出入りできません。
また、先に述べたドラッグ中毒の隣人が住んでいた時、彼ら(ドラッグ中毒の隣人)がたまたま留守だったのでガレージがあいていたことから、勝手に彼らのガレージに車を停めていました。
そこにドラッグ中毒の女性の方が帰って来て、ビックリして車をどかすように言ったら、「なんで?」と言われました。女性は警察を呼んだので、彼らは渋々車をどかしました。
理解できません。
旦那に「どういうこと!?なんなの、あの人たち!?」と言ったら
旦那「What do you expect? They are uneducated and ignorant. There's nothing we can do about it.(彼らに何を期待できると言うんだ?彼らは無教養で無知なんだ。俺たちにできることは何もない)」
旦那は、こういう人たちの存在を今知ったわけじゃないから、何もできないし改善は見込めないということを分かっているのですが、私はどうしても流せずにイライラが募るばかりでした。
しかし旦那の言っていることは正しくて、彼らには「他人の迷惑を顧みる」という概念がないのです。他人の迷惑を顧みるという概念がない以上、言っても彼らは理解できません。
ちなみに誕生日パーティは大盛り上がりを見せ、夜の9時になってもどんちゃん騒ぎと音楽は流れ続けます。寝られない。以前は丑三つ時まで続きました。
そのうち警察が呼ばれて、最近は9時か10時でお開きするようになりました。
しかしパーティだけではありません。
夜中の2時、3時ころに居住者なのか友人なのかがやってきて、道で大きな声で会話をしています。まるで喧嘩をしているかのような大きな声で話します。また、ドラッグ中毒の隣人がいなくなってガレージが空いているため、もちろん、そこにも車を停めるようになりました。
隣人のガレージは私と娘が寝ている寝室に面していて、大きい窓が2つもあるので、音が丸聞こえです。先日は、夜11時にそのガレージに車が停まり、誰かが出てきたと思ったら、突然カーアラーム(車の防犯アラーム)がけたたましく鳴り始めました。
しかもアラームをすぐに消すでもなく、10秒ほど続きました。その後もアラームが鳴りました。
殺意を抱き始めたのは、このときです?
また、昼間も、娘やその友人が中南米の音楽を大音量で流しながら車でやってきます。おかげさまで中南米のあの音楽が心から大嫌いになりました。
彼らの家の周りには、壊れた冷蔵庫やジャンク品がいっぱいです。
先日、私たちが家族でコスコに行って戻ってきた時のこと。隣人の娘のもとに友人たちが来たらしく、道路を占領していました。道路が空くのを待って、ガレージに入る私たち。挨拶なんかしませんよ。睨むだけです。
そしてその友人がドラッグ中毒の隣人が住んでいたガレージにまた車を入れようとしていました。
プツンときた私。
気が付いたら、彼らの方に歩きながら、大きな声で叫んでいました。
Hey!!(ヘイッ?私が他人に大声でヘイッ?でも、つい出ちゃった) You are not supposed to park in there!!!
ちょっと!そこに駐車しちゃいけないのよ!!
気分は「フォーリング・ダウン」のマイケル・ダグラス。
そこで、慌てて旦那に止められた私。
娘も私の変わりように驚いたのか、「ママ、大丈夫よ、心配しないで、3人でもうすぐ日本に行って、幸せに暮らすんだから。OK?」なんて言われて、ハッと我に返りました。
普段、割と静かで温厚な私が予想外の行動をとったので、旦那に「どうした?母ちゃん」と言われました。でも「あいつら、どうせ英語わかんねーよ」とか言われた。余計腹立つ。
普通なら旦那が文句言いそうな展開なんですが、旦那は彼らに言っても無意味だということを知っているので、何も言いません。一度だけ、我が家のゴミ収集箱に赤ちゃんの紙おむつが入っていたことがあったので、そのときは旦那が文句を言いに行きました。
この世の中には、まったく分かり合えない人々がいる。
どんなに話し合っても分かり合えない人がいます。
身をもって知ることとなりました。
追記:後日、旦那が隣のガレージ(空き家)に自分のトラックを置いて嫌がらせ?していました。さすがアメリカ人。この発想は私にはない。相手に仕返しするには、相手の嫌がることをする。それが身についている。
「相手が嫌がることをわざとやる」という戦略が効果的なのは当たり前なのに、日本人は命がけの戦いの中でも「美学」を捨てられないから、恥も外聞もない相手には苦戦するのだと思いますよ。 https://t.co/WkAq7BTlF4
— ケント・ギルバート (@KentGilbert01) 2017年4月28日