グリーンカード取得の最終プロセスである面接についてのお話です。
グリーンカードの面接通知が郵送で送られてきました。通知書には必要書類がズラッと並んでいて「これまた用意しなくちゃいけないの~?今まで提出したのは何なのよ!」と少々パニクりましたが、落ち着いてリストをチェックしていくと殆ど提出済みのものばかりでした。
新たに必要だったのは、私の出生証明書(戸籍謄本)とその英訳くらいです。念のため、これまでイミグレから送付された通知も一式持参しました。あと、夫婦関係を示す証拠品として、結婚式の写真、一緒に撮った写真、旦那がスポンサーの医療保険のレシート、医療費の明細書などを持参しました。
ネットで検索してみると、持参していった書類は殆ど必要なかったという声ばかりだったので、恐らくその可能性が大だろうなと思っていましたが、備えあれば憂いなしです。
いざグリーンカードの面接へ
予約時間は午前10:05となぜか微妙な時間。家から30分くらいのサンタ・アナ市の連邦ビルでした。ビルの入口付近に列ができていたので、そこに並んでセキュリティチェックを待ちます。
セキュリティチェックは飛行機で慣れっこですが、連邦ビルや裁判所などは必ず入口にセキュリティチェックがありますので、脱ぎやすい靴で行くことをお勧めします。例にもれず、携帯電話やデジカメ、カメラ等は持ち込み禁止ですので、家か車に置いてきましょう。
入館後、2階の Immigration Service と書かれた一室に行きました。どこに行けばいいのかわからない時は、セキュリティの人に面接通知書を見せて教えてもらいましょう。
部屋には他に20人くらい面接待ちの人たちがいました。待つこと10分くらいで私の名前が呼ばれました。
担当者は、スーツ姿の背の高い黒髪の白人男性。待合室で見てた様子は、厳しそうな印象でした。
グリーンカードの面接スタート!
オフィスに入り、ドアは開放されたまま、面接はスタートです。
まず、私のパスポートとアメリカ人旦那のパスポートを提示。そして、先日日本に帰省した際に利用したアドバンス・パロールの書類も提出。さらに、子供の出生証明書を提示。
提示した書類はこれだけでした。
その後、手元の書類を見ながら基本情報が合っているか確認されました。
「あなたの姓は○○ですか?」
「あなたの名は○○ですか?」
「今も○○の住所に住んでいますか?」
「ソーシャルセキュリティ番号は○○で間違いないですか?」等々。
次に、アメリカに入国する際にI-94(飛行機で配られる緑色の紙です)に記載されている質問がなされました。
「犯罪を犯したことはあるか?」
「テロリスト活動に加担したことがあるか?」
「共産党に所属したことはあるか?」(アメリカがいかに共産党にアレルギーがあるか分かる質問です。)
「麻薬をやったり、密輸したことはあるか?」等々。
そして、「提示した書類をちょっとコピーしてきますね」と担当者。
5分後、担当者が戻ってきて、私のパスポートから入国時のI-94を外し、一枚の紙を見せて「これであなたの永住権が承認されました。次のステップは…」
え?そんなあっさり承認?(トータル20分くらいでした。)
担当者の男性によると、私達には既に子供がいることもあって承認が下りやすかったということです。それまでは笑顔を見せないお役所的な態度だった男性の態度が一変し、和やかムードに。
グリーンカードは3週間程で送付されてくるそうです。
結婚して2年以内の場合、私達のように2年間有効な条件付きGCが発給されます。結婚して2年以上経過している夫婦の場合は、10年間有効なGCが発給されます。また、通常、更新時には面接はありません。